浄化槽工事
浄化槽工事とは、下水道が整備されていない地域において、生活排水を敷地内で処理するための浄化槽を設置する工事です。浄化槽は微生物の働きで汚水を分解・浄化し、処理水を放流する設備です。
### 浄化槽の種類
- **合併処理浄化槽**: トイレの汚水だけでなく、台所・浴室・洗面所などの生活雑排水もまとめて処理する浄化槽です。現在、新設される浄化槽はすべて合併処理浄化槽です。
- **単独処理浄化槽(みなし浄化槽)**: トイレの汚水のみを処理するタイプです。平成13年(2001年)以降は新設が禁止されており、合併処理浄化槽への転換が推進されています。
### 浄化槽の処理方式
- **嫌気ろ床接触ばっ気方式**: 嫌気性微生物と好気性微生物を組み合わせて処理する方式です。5〜10人槽の小型浄化槽で広く採用されています。
- **担体流動方式**: 微生物が付着する小さな担体を流動させて処理効率を高める方式です。コンパクトな設計が可能です。
- **膜分離方式**: 精密ろ過膜で固液分離を行い、高度な処理水質を確保する方式です。放流先の水質基準が厳しい場合に採用されます。
### 設置工事の流れ
1. 設置届出(都道府県知事に届出)
2. 掘削工事(浄化槽の設置スペースを掘削)
3. 基礎工事(砕石基礎または鉄筋コンクリート基礎)
4. 浄化槽本体の据付け
5. 配管接続(流入管・放流管・ブロワー配管)
6. 埋め戻し(水張りしながら段階的に埋め戻し)
7. 使用開始届出と法定検査
### 維持管理
浄化槽法により、年1回以上の法定検査と定期的な保守点検・清掃が義務付けられています。保守点検は4か月に1回以上、清掃は年1回以上が標準です。ブロワー(送風機)の正常稼働も重要な管理項目です。
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